ヒマラヤにかける橋

・「ネパール西北部、チベットとの国境にほど近い標高4300mのツァルカ村。近傍の街から最短でも5日のキャラバンを要する、「桃源郷」と呼ばれた半農半牧の村だ。著者はここに、政府やNGOの組織に頼らず、3年がかりで鉄橋を架設し、村人たちの悲願をかなえた」
ということで、行動する文筆家、根深誠氏の新作「ヒマラヤにかける橋」(Amazon のリンク)が本日発売になりました。白神山地の青秋林道計画の反対運動でよく知られる根深誠氏ですが、渓流釣りもお好きで、長良川へも何回も足を運んでおられて、私も何回かお会いする機会があって「釣り浮雲」という作品では私と私の主宰する団体について書いていただきました。あれからもう5年になりますが、その当時からこの「ヒマラヤにかける橋」のプロジェクトのことを気にかけておられたのですが、成功されたようでなにより。
「ヒマラヤ奥地の人と自然、内戦状態のネパール、カースト制の遺るヒンドゥー社会や、海外援助のあり方にも目を開かれる、壮大なるドキュメント。」
と、読み物としても根深さんの作品ですから期待を裏切ることはないでしょう。これは楽しみです。