「法の下での財政再建」

大西宏のマーケティング・エッセンスさん経営破たんしてもボーナス。ため息が出ます」のエントリに曰く「632臆円の負債を抱え財政再建団体入りした夕張市が、職員に前年同期を上回る平均75万5000円の夏季期末勤勉手当(ボーナス)を職員に支給していたそうです。新聞には載っていなかったけれど市会議員のボーナスも増額とか。ふーん。。人事院勧告に沿ったものだとか。」
ウェブでも厳しい意見が多いようですが、「法の下での財政再建」を進める中での、判断ということらしく、夕張市や職員さんを攻めるのは筋違いということなのでしょうね、国が認めていることですから。そもそもこういった土壌があるから、地方自治体が経営破たんするということを、解っていないことには、第二、第三の夕張市が続々と登場してくることは間違いないでしょう。
私の住む郡上市も、合併して第三セクタ好きな、近隣の町村を抱えて、財政的には夕張市とほとんど同じという状態「役人が産業振興とか言い始めたら危ないと思え」と言われますが、産業振興、地域振興という名の元に、スキー場、高速道路のサービスエリア、アガリクス茸の販売(?)、温泉、道の駅等々知らない間に、山ほど第三セクタ事業が出来ていて、そのほとんどの事業が赤字。この赤字については昨年も、市側で1億円無償で解消した経緯があって、もうなんだかな〜という感じ。本気でビジネスを展開するなら、地元の中小零細企業へ職員を派遣して、経営のノウハウを学ぶ姿勢も必要ですし、それ以前に採算の取れないような事業はやめて下さい。とはいえ、こんな声を聞いてくれるシステムもない現状では、私の住む街も近い将来破綻するような気がします。