WinnyのDownフォルダをインターネットゾーンにする

高木浩光@自宅の日記さんWinnyのDownフォルダをインターネットゾーンにする」のエントリに曰く
「いくつかの国々では、貧困層に薬物乱用が蔓延し、注射器の回し打ちで悪性の感染症が広がっているとき、無料で注射セットを配布するのが正義なのだという。ニートWinny乱用が蔓延し、Downフォルダのダブルクリックで悪性のトロイの被害が広がっているとき、私達にできることといえば、せめて安全なファイルの開き方だけは伝えていくことではないだろうか。どうしてもWinnyを使いたいならDownフォルダをインターネットゾーンにして使え、と。」
ニートさんより危険なのは、重要なファイルをお持ちでありながら、Winny の危険性を認識していらっしゃらない公務員関連の皆様かと。最近は、自分はWinny ユーザでなくても、こういった公の機関から個人情報が流出して、知らぬ間に被害者になっているケースも増えています。「ウイルス・不正アクセス届出状況について(2006年2月分)」では、Winnyファイル交換ソフト)の使用上の注意事項が掲載されていますが、業務で必要ということで Winny を入れておられた方というのはほとんどなくて、先の海上自衛隊のケースのように、違法なファイル交換が目的というのがほとんどなんでしょうね。
ファイル交換については、誰もが通る道ですし、私も経験が無いわけではありませんし、絶対やるなとか偉そうなことを言うつもりはありませんが、自分だけでなく、他の方にも迷惑のかかる行為ですので、業務でどうしてもWinnyファイル交換ソフト)が必要な方は、セキュリティに万全な対策を、違法なファイル交換が目的だけで、セキュリティに対する自信もなく、仕事パソコンと区別のつかないような方は、早々にWinny を削除されることをお奨めします。