4 Dead In Ohio: May 4, 1970

Neil Young News4 Dead In Ohio: May 4, 1970」のエントリに曰く「37 years ago, on the campus of Kent State University in Ohio, a series of events took place which still resonate to this day. 」
ということで、Neil Young の名曲「OHIO」に歌われている、1970年5月4日、リチャード・ニクソン大統領が4月25日に始めたカンボジアアメリカの侵入について異議を申し立てたオハイオ州のケント・ステート大の学生デモを鎮圧したオハイオ国家警備隊によって、 4人の学生が殺された事件について特集を組んでいました。
1970年代の出来事で、ベトナム戦争についてもリアルタイムで体験している方は少ないと思われる中、あえてここで「OHIO」を特集した Neil Young News は、ベトナム戦争後も、1990年の湾岸戦争、2001年の「9月11日事件」、そしてイラク戦争アメリカ国内の右傾化に終始一貫反対の姿勢を貫いている Neil のルーツとして捉えているのではないかと思いました。学生運動自体が米国でも、日本でも絶滅してしまった近年「OHIO」に歌われた世界は、若者達にどう捉えられているのか、イラク戦争ベトナムの悪夢の再現になってしまわないのか、「OHIO」を改めて聴きながら考えた GW 最終日でした。
「OHIO」は、シングルリリースのみで、CSN&Y のベスト盤「So Far」か、Neil のベスト盤「ディケイド~輝ける10年」に収録されています。