ネットラジオサービスの終焉

音楽配信メモさん米国のネットラジオがピンチに!?」のエントリに曰く「米国にはユーザーの嗜好を細かく分析して最適なレコメンドをして、自動的に気に入る音楽を流してくれる(これが本当に精度が高い)Pandoraというネットラジオサービスがあるんだけど、今回ワシントンのCopyright Royalty Boardがこのたびインターネットラジオにこれまでの4倍のロイヤリティ支払いを課することを決定したのだとか。」
つい先日、この Pandora専用ブラウザPandoraBoy を紹介させていただいたばかりだというのに、気になるニュースですね。確かに CD の売り上げは落ちているかもしれないですが、ネットラジオサービスに対してこの仕打ちはひどすぎます。CD の売り上げが落ちている理由は、絶対他にあって、ネットラジオサービスはむしろリスナーの購買欲を刺激して、CD の売り上げに貢献していると思うのですが。全てのネットラジオサービスに、4倍のロイヤリティを要求することになれば、もう経営は立ちゆかなくなるのは火を見るよりも明らか。ネットラジオサービスがなくなれば、CD の売り上げももっと落ちることになると思うし、せっかく音楽系のWeb 2.0サービスで広がったコミュニティを失うことは、音楽産業自らの息の根を止めることになるのでは。