ユーザ目線のサービスを

音楽配信メモさんEMIのDRMフリー化についてコラムをITmediaに寄稿しました」のエントリに曰く「CCCDについては今でも『だれが「音楽」を殺すのか?』で書かれていることがCCCDを最終的に完全否定する最高の文献だと思っているし、CCCDを導入する業界の事情とかは理解はできるけど、それでもやっぱりアレはあらゆる意味でどうしようもないメディアだったと思うよ。失敗だよ、大失敗。」
ということで、そんな大失敗のCCCD についての復習的まとめも交えながら「rootkit騒動」「Vista」「着うたフル」などの新しい切り口も見せて、先日話題になったEMIのDRMフリー化について書かれた、津田さん入魂のレポートが公開されています。CCCD 導入時には異端でしかなかった津田さんの意見が、今では誰でも普通に受け入れられているのが、時代の流れを感じます。結局「ユーザーを標的にするという“暴挙”」のCCCDDRM は誰が考えても消え去るしかない技術だったという事。
iTunes Storeがどのように成功を収めたのかは改めて解説するまでもないだろう。ただ一点成功した要因をあげるとするなら、「スティーブ・ジョブズCEOが音楽というコンテンツの特性をよく理解しており、その上で徹底して消費者目線のサービスを提供した」からに他ならない。」
という部分につきるかと思いますが、ごく一部の違法ユーザと、音楽産業を支えてきた純粋な音楽ファンをひとまとめにして対応してきた音楽産業には、猛省していただき、CCCDDRM に頼らない工夫をしていただきたいものです。