「WAR SONG」の時代

Human HighwayNeil Young Lyrics - unreleased songs」のエントリに曰く「"The War Song" is one of those sonic and lyrical gems that occasionally get released and get buried and overlooked by time; It sank really quickly as I remember. CCR's "Someday Never Comes" and Paul Simon's "Kodachrome" dominated the summer of 1972 airwaves as well as a few songs I can't remember」
Neil Young News と並んで、充実した記事満載の Neil Young のファンサイト、Human Highway の隠れた名盤シリーズ第7弾は、1972年「Harvest」の面子に Graham Nash を迎えて作成された「WAR SONG」、泥沼化するベトナム戦争、George Wallace の暗殺未遂事件のエピソードを歌い上げたストレートなプロテストソング。この2年後ニクソンは辞任し、ベトナム戦争終結するわけですが、思いもかけぬ「Harvest」の大ヒットで偶像化されてしまった Neil が、当時のベトナムの状況に我慢できず発表したこの作品、この後のアルバムへも収録されず全盛期の作品でありながら「OHIO」のように語り継がれる名曲とはならず、地味な存在となっていますが、この作品での Neil のボーカルは本当に鬼気迫るものがあります。当時購入したドーナッツ盤は私の中ではNeil の隠れた名盤です。カップリングはどちらも「Harvest」からで、日本盤が「Are You Ready For The Country」、米盤が「The Needle And The Damage Done」となっていますが、日本盤の方が反戦というコンセプトを打ち出していますね。