自分の言いたいことを簡単に発信できる世の中だから

しあわせのくつさん iTVに思う日本にかけているもの」のエントリに曰く「iTVについてイマイチ喜びきれないのは、コンテンツの種類が十分じゃないとか、画質がDVDレベルとか、まだ発売されたわけじゃないとか、そういうことだけではなくて、何よりも『日本はどうせ利用できないんでしょ』、という予測から来ていると思うんです。」
先日、Apple から発表された iTV、ハードウェアがどういった仕組みなのか、価格は、リリース時期はとウェブ上でも話題にはなっていますが、やはり盛り上がりに欠けるのは、日本ではどうせ使えないという理由からなのでしょうね。iTunes Store での音楽配信も、結局参入を見送っているレコード会社が未だあるくらいで、映像コンテンツもやはり同じような状況なのでしょう。しあわせのくつさんも仰っているように、この理由の根源は、著作権問題や、その既得権益を失いたくない産業界のシステムなのでしょうが、大事なのは
「どうしてもこういった改革というのは外部からのエネルギーが必要だと思うんですが、どうもそれが弱いのかなぁ、と。」
とあるように、ユーザの大きな声で変えていくしかないのかと。幸い、ウェブ全盛の時代で、自分の言いたいことを簡単に発信できる世の中なので、諦めずに言い続けていくことが必要ですね。世界一のブロードバンドの普及国でありながら、気がついたら配信するコンテンツが何もなかったなんてことの無いように、私もしつこくこういった話題を発信していきたいと思います。