インプリンティングとノスタルジア

音楽中心日記さん「More than a feeling」の日記に曰く「とまあ、わかったようなことを書いてきたけれど、このリマスター盤が思いのほか素晴らしく聞こえたのは、このバンドが自分にとっての原体験(のひとつ)だったからに過ぎないのかもしれないと思って、ちょっと不安になっている。インプリンティングノスタルジアが冷静な評価を妨げてるんじゃないかと。なにせ中学生だった頃、最初に買った何枚かのロックレコードのひとつだったんで。結局どうあがいても、人は生まれた時代からは逃れられないのかもね…。」
中高生の頃に買えなかったレコードが CD で再発になっていたりすると思わず大人買いしてしまって、そのどれもが素晴らしく感じるってことありますよね。新しい音楽を聴くときも自分の好きなアーティストに影響を受けたバンドを知らず知らず選んでしまっていたりすることも。私も中学生の時にファンになった Neil Young がいまだにナンバーワンのアイドルであったりするわけで、冷静な評価は絶対に妨げているなぁと。周りでは歳の割に結構いろいろなジャンルの音楽を聴いていると思われていますが、基本の70年代からは逃れられない体になっていると思われます。