郡上八幡は鮎の世界

・先週の土曜日から、郡上八幡の男たちにとっては(全国の鮎釣りファンにとっても)待望のアユ釣りが解禁になりました。釣りをやらない方にとってはピンと来ないかもしれませんが、この季節、お盆までの友釣りの最盛期から、網や、いかり、やな漁などアユ漁の全てが終了する10月まで、郡上八幡では男たちの話題はアユ一色。たとえてみれば、Macの新製品の発表がされた後のMac ファンみたいなもので、どんな仕掛けが良かったとか、あの場所が釣れたとか、喫茶店でも飲み屋でも職場でも、アユの話題で持ちきりとなります。長良川岐阜市では鵜飼い、下流から上流まで内水面の漁協があって、アユ漁がこのように盛んなのに、残念ながら河口に建設された無用のダム、長良川河口堰によって長良川で生まれたアユが海へ戻ることは10年ほど前からなくなっていて、釣られるアユは、本来の天然ではない状態が続いています。伝統的な鵜飼いで捕られるアユも偽物だと思うと悲しい限りですが、時代があの無用のダムを撤去してくれるのを願いつつ、これから秋まで続くアユ祭りを楽しみたいと思います。


【日曜日の長良川支流吉田川でのアユ釣りの様子】